【 CN・ARM / connect arm 】
p2因子で起動する武器の総称。通称は「アーム」。
半島新都では呪者との戦闘、自衛手段として所持が認められており、16歳以上でライセンスを取得することが可能。使用に関する規定や罰則が非常に多いため、実際にARMを使用する者はライセンス取得者の3割程度であり、ほぼ全数がAARSなどの戦闘機関に所属している。
【 SBL製ARM 】
千羽で受け継がれる特殊鉱石を用いた製法を元に製造されるARM。製造される武器のほぼ全てが近接戦闘での使用を主としたものであり、剣、槍型が多い。武器自体に初めから属性が設定されているため、自らの属性とあった武器を探す必要がある。EX製が普及した現在でもその扱いやすさから根強い人気を誇る。
燃費が良く、攻撃力も安定するが、武器のサイズによってはかなりかさばってしまう。
──────────
主要ブランド
【 千羽連盟 】【 FFD 】【 high knuckle 】
【 EX製ARM 】
EX.systems(イークロスシステムズ)が開発したARM。剣、槍、棍、槌など様々なタイプの武器を取り扱っており、開発からわずか10年ほどで業界に急速に浸透した。小型化に成功した初のARMであり、起動すると武器の形状を成す。
小型化が現シェアの最大の要因ではあるが、その分燃費が悪く、使用者の限界総量が少ないと武器の性能が極端に落ちるため、同一の武器であっても性能差が生じる場合がある。
量産型だが、使用者の限界総量、属性を測定し、それに適した調整を行うため、基本的には所有者以外は扱えない。
──────────
【 EX 旧式 】
EX.systemsが最初期に開発していたARMの総称。やや特殊な使用感のものが多い。
元々の絶対数が少ないうえ、 EX.systemsが現在の量産体系を確立後にほぼ全てを自主回収したため、ほとんど流通しておらず、わずかに残っているものにはプレミア価値がつけられている。
武器の性能自体は低い。
【 PG製ARM 】
北部総合開発(パージア)が扱うARM。製造される武器の多くが遠隔戦闘を想定した射撃系武器であり、属性は固定されている。
射撃系のARMは攻撃力が安定せず、使用者のステータスやコンディションに性能が引きずられてしまう傾向が強かったため、どの企業も開発を避けていたが、PG製はその不安定さを徐々に改善させている。
量産体制もまだ確立されておらず、北角地方以外では流通量も少ないが、完全な射撃系武器の完成を待ち望む声は多い。
──────────
主要ブランド
【 zenel cane 】【 TRY 】
【 REIKA製ARM 】
麗華で製造されるARMの総称。KT製をベースに麗華の文化様式を取り入れたスタイリッシュなデザインになっている。剣、刀型を主軸にEX製には見られない斧、鞭型などのARMを取り扱う。
使用感はSBL製と似ているが、武器としての性能はやや劣る。
──────────
主要ブランド
【 gear 】【 TASK ALL 】
【 Cell製ARM 】
ReNewCellで製造される完全オーダーメイド制のARM。
決まった製造法などはなく、一見武器とは思えないような特殊な形状のものも数多く存在する。オーダーメイドが故、所有者以外がCell製ARMを起動した場合、最悪死亡するケースもある。発注にはReNewCellに所属する開発者とのコネクションが必要。
──────────
【 AI搭載型 】
AIが搭載されたARMを開発しているとの噂があるが……
【 KT(大陸)製 】
東方大陸で使用されているARMの総称。性能はSBL製に近いが、比較してサイズが大きめで重量感がある。
──────────
【 hills製 】
東方大陸で“鍵”をベースに作られたARM。武器ごとに因子能力が設定されており、武器使用者はその因子能力を使用できるようになる。確認されているのはわずか数点のみであり、だれでも能力が使用できるようになるという危険性から製造元であるCCHが厳重に保管しているが、一部が半島新都に持ち込まれたとの情報もある。
【 鍵 / KEY 】
CN・ARMの起源と言われる詳細不明の遺物。東方大陸でごくまれに出土することが確認されているが、そのほとんどが現在の科学力をもってしても用途すら不明。創世神話「ミレトア」ではかつて多くの鍵と思われるものが戦争に用いられた記述がある。